宝戒寺
宝戒寺は、神奈川県鎌倉市の、JR横須賀線・江ノ島電鉄の鎌倉駅より北東へ徒歩12分の地に位置する、天台宗の寺院。
建武2年(1335年)、後醍醐天皇の勅命で、鎌倉幕府最後の執権北条高時の慰霊のため、北条執権家の邸宅跡に創建。
白萩で知られ萩寺の異名を取る。
本堂は昭和7年築。他には鐘楼も同年築。
徳崇権現堂は東勝寺跡にて自害した鎌倉幕府最後の執権北条高時を祀る。東勝寺跡には高時が自刃したと伝えるやぐらがあり、宝戒寺が管理している。
高時が自害して幕府が滅亡した5月22日には徳崇大権現会が催される。
明治維新時の神仏分離で当寺から分離された鎮守・山王大権現は、本覚寺から分離された夷堂、地域の七面大明神と合併、旧七面大明神の境内にて蛭子神社(鎌倉市小町2-23-3)となった。