浄智寺
浄智寺は、神奈川県鎌倉市の、JR横須賀線の北鎌倉駅より南へ徒歩7分の地に位置する、臨済宗円覚寺派の寺院。
鎌倉時代の弘安4年(1281年)、第5代執権北条時頼の三男宗政の菩提を弔うため創建。後に鎌倉五山の第四位となった。
鄙びた山寺の雰囲気が漂う境内は国指定史跡で、茅葺きの書院・茶室が立ち、やぐらも多い。
山門(外門)は江戸後期築。
鐘楼門は平成19年築。
本堂は昭和8年築。
書院は大正13年築。
葵門は江戸後期築。
やぐらに安置した石塔や石仏も多い。やぐらは中世に墳墓として掘られた横穴で、主に鎌倉周辺に分布する。
やぐらに安置された布袋尊。
浄智寺から移築された仏殿
扇ガ谷海蔵寺の仏殿(薬師堂)は、浄智寺に江戸初期に建立された宝殿を、1776年に移築したもの。