海蔵寺
海蔵寺は、神奈川県鎌倉市の、JR横須賀線・江ノ島電鉄の鎌倉駅より北西へ徒歩17分の地に位置する、臨済宗建長寺派の寺院。
鎌倉時代の建長5年(1253年)、真言宗寺院の跡に創建。鎌倉幕府滅亡時(1333年)に焼失したが、応永元年(1394年)に再興された。
美しく整えられた境内に堂宇が立つ。
総門は1468年修造と伝わる。鎌倉では数少ない室町時代の由緒を持つ建築物だが、柱等に古材が残るだけである。
総門と並んで山門が立つ。山門は平成15年建立。
鐘堂は昭和38年建立。
本堂(龍護殿)は大正14年築。
仏殿(薬師堂)は、浄智寺に江戸初期に建立された宝殿を1776年移築したもの。
庫裏は1785年上棟。
本堂裏庭園は脇から窺い見ることができる。庭に立つ書院は平成23年築。
やぐらの一つは雨宝殿として宇賀神を祀る。
他のやぐらも石塔などが安置されている。
十六井
十六井は、中興開山僧が観音菩薩の夢告で掘り出した、弘法大師空海が加持祈祷に用いたとされる金剛功徳水。
中央の石像は観音菩薩、その下は弘法大師。
境外仏堂 岩船地蔵堂
境外仏堂である岩船地蔵堂は、日本三大岩船地蔵の一つだと称している。
岩船地蔵堂
神奈川県鎌倉市扇ガ谷3-3-21 地図