鎌倉歴史文化交流館
鎌倉歴史文化交流館は、神奈川県鎌倉市の、JR横須賀線・江ノ島電鉄の鎌倉駅より北西へ徒歩7分の地に位置する郷土博物館。
世界的建築家ノーマン・フォスターの設計で、個人住宅「Kamakura House」として平成16年(2004年)竣工。後に市に寄付され、平成29年(2017年)に鎌倉の歴史文化を紹介する「鎌倉歴史文化交流館」として開館。
本館と別館で構成され、庭園もある。館内も写真撮影可。
本館の庭園には出ることは出来ず、館内から窓越しに見るのみ。
本館に付属する和風建築もフォスターの設計(建造は宮大工)。様々な時代様式が混在している。
別館庭園と、かつて合鎚稲荷社があった見晴台は散策可。
この敷地は大正時代は三菱財閥の岩崎小彌太が母の別荘を構えており、庭にはその時に造られたとされるやぐら風の横穴が空いている(本物のやぐらもある)。横穴の用途は不明だが、庭の意匠説や貯蔵庫説がある。
発掘調査で鎌倉後期の池と遣水の跡が見つかったという(庭園にある小池がそれか?)。
葛原岡神社に移築された合鎚稲荷社
上述のように当地は大正年間は三菱・岩崎家の別邸で、その際に合鎚稲荷社が再興された。その社殿は平成12年、松山市・石手寺の訶梨帝母天堂を模して再建されたが、施設が市に寄贈された折、大正8年建造の鳥居及び神狐像とともに葛原岡神社へ移築された。