報徳二宮神社
報徳二宮神社は、神奈川県小田原市の、小田急小田原線の小田原駅より南へ徒歩15分の地の、小田原城跡に鎮座する神社。
戦前の社格は県社で、現在は神社本庁別表神社。
小田原城の小峯曲輪に、江戸時代の小田原出身の偉人である二宮尊徳(二宮金次郎、1787-1856年)を祀って明治27年に創建。
小田原の代表的な神社。
一ノ鳥居は八角柱の伊勢鳥居を明神鳥居とした、変則的なもの。
本殿と幣殿は明治42年の建立で、拝殿は同年の改築だが、本殿と幣殿は見ることができない。
この二宮金次郎像は昭和3年、全国の小学校向けに約1000体制作されたが、戦時中に金属供出され、現存はこの一体のみ。
境内に残る小峯曲輪の北堀は石垣が用いられず土塁で造られており、戦国時代の姿を留めている。
なお、当社の境内は国史跡の指定範囲外。
城址口鳥居は、伊勢神宮の第62回式年遷宮で出た古材で平成27年建立。