板橋地蔵尊
板橋地蔵尊は、神奈川県小田原市の、箱根登山鉄道の箱根板橋駅より北西へ徒歩6分の地に位置する曹洞宗の寺院で、香林寺に管理されている。正式名称は金龍山宗福院。
平安時代、弘法大師空海が箱根に至り、冠ヶ岳から夜毎に叫喚が聞こえると知り、地蔵菩薩像を刻んで回向すると収束した。以来、その像は箱根湯本の堂に安置されていたが、戦国時代の永禄12年(1569年)、当地に移し祀ったのが当寺の創建。
地蔵堂は県の文化財に指定されている。
黄檗宗様式の地蔵堂は江戸中期の建立で、神奈川県指定有形文化財。
市内城山の黄檗宗寺院である慈眼寺から明治8年に移築したもの。
なお、当寺は近くの香林寺が管理している。