香林寺
香林寺(こうりんじ)は、神奈川県小田原市の、箱根登山鉄道の箱根板橋駅より北西へ徒歩9分の地に位置する曹洞宗の寺院。
室町時代の文明16年(1484年)に創建された名刹で、境内は整っている。本堂裏には石窟もある。
山門は江戸中期の1698年建立。
本堂は江戸後期の1804年建立。本尊は釈迦如来。
鐘楼は江戸末期の1859年建立。
弁天堂は昭和53年建立。江島弁財天を勧請し鎮守としたもの。
中央の三層仏塔には釈迦牟尼を祀り、周囲には十二支守護尊を配置する。平成9年建立。
韶陽窟は本堂裏にある石窟で、大雄山最乗寺2代目韶陽禅師が応永年間(1394-1428年)に修行したと伝える。
香林寺開山の大樹乗慶禅師はこの石窟に入り当寺を開創した。
なお、近くの板橋地蔵尊は香林寺が主管している。