皆春荘
皆春荘(かいしゅんそう)は、神奈川県小田原市の、箱根登山鉄道の箱根板橋駅より北西へ徒歩9分の地に位置する古民家。
第23代内閣総理大臣を務めた清浦奎吾(1850-1942年)が明治40年に土地を購入し別邸を構えた。当地の南隣には山縣有朋の別邸古稀庵があったが、大正3年、皆春荘も古稀庵の別庵として編入された。
清浦別邸時代の主屋と、山縣が作庭した庭園が残る。
主屋の玄関・台所棟と、それに続く納屋棟は非公開。なお、台所棟は昭和45年に建て替えられている。
庭園は山縣有朋の作庭。山縣有朋は造園でも有名で、日本各地に名園を残している。
主屋は、清浦奎吾別邸時代の明治40年~大正3年の間に建てられた。左側は座敷棟、右側は離れ棟。