旧古稀庵庭園
旧古稀庵庭園は、神奈川県小田原市の、箱根登山鉄道の箱根板橋駅より北西へ徒歩7分の地に位置する日本庭園。
明治の元勲・山縣有朋が明治40年に構えた別邸「古稀庵」跡で、現在は損保の研修所となっているが、門と庭園が残っている。
山縣有朋は作庭でも知られ、この庭園はその代表作の一つ。
この門は昭和59年再建。
皆春荘
北に隣接して残る皆春荘は、明治40年~大正3年に元内閣総理大臣の清浦奎吾が営んだ別荘を、大正3年に山縣有朋が購入し、古稀庵の別庵として編入したもの。建物は清浦別邸時代のものだが、庭園は山縣が作庭したものが残る。
他所に移築された古稀庵の建築
箱根町湯本の吉池旅館には、山縣有朋が古稀庵に明治40年に建てた茶室暁亭が移築現存し、国登録有形文化財となっている。
また、同じく箱根町湯本にある箱根湯本ホテル暁亭も、古稀庵内に大正期に建てられた貞子夫人用の離れを移築したもので、これも国登録有形文化財。