国府津菅原神社
国府津菅原神社は、神奈川県小田原市の、JR東海道線の国府津駅より北西へ徒歩9分の地に位置する、国府津の鎮守。
正暦5年(994年)、当地の海岸に漂着した貴人を村人が饗応すると、村人の夢に貴人が現れ京の菅神を祀るよう告げ、翌朝には貴人の姿はなく菅公の肖像が残されていた。村人はこれを神体として祠を造り、既存の諏訪社に合祀したのが創建。
境内は整っている。



拝殿前には、狛犬ならぬ狛牛が一対ある。
なお、境内にはこれらのほかに撫で牛もある。

拝殿は明治45年建立。

本殿は明治45年の、幣殿は大正11年の建立。

諏訪社は地主神。
傍らには御神水も湧出する。




御神木のムクノキは小田原市指定天然記念物。
明治維新時の神仏分離まで、隣接する安楽院(国府津1762)が当社の別当寺であった。
国府津には古い商家が比較的残されている。また、近くには蓮台寺もある。