金蔵院
金蔵院は、神奈川県横浜市の、JR京浜東北線・根岸線の磯子駅より北へ徒歩17分に位置する、高野山真言宗の寺院。山号は海向山、寺号は岩松寺。
鎌倉時代に北条泰時が霊雲山龍錫寺として岡村町に創建。嘉暦3年(1328年)に現在地に再興し、現在の寺号と院号に改めた。
色鮮やかな観音堂は、群馬県高崎市の妙義神社から移築したもの。
本尊は薬師如来。
観音堂は、1779年に建立された群馬県高崎市の妙義神社の護摩堂(『横浜の近世社寺建築 寺院編』には本地堂とある)を、昭和48年に移築したもの。ただし再現度は低いという。
鎌倉・瑞泉寺に移築された堂
鎌倉・瑞泉寺の客殿は、1681年に金蔵院に建てられ、第二次大戦後に瑞泉寺に移築したもの。
左から玄関、客殿(奥に見える灰色の屋根)、庫裏。
明治維新時の神仏分離まで、当寺は隣の日枝大神(磯子4ー3-11)の別当寺であった。