蓮法寺
蓮法寺(れんぽうじ)は、神奈川県横浜市の、京急本線の子安駅より北へ徒歩7分の地に位置する、日蓮宗の寺院。山号は本照山。
鎌倉時代の弘長年間(1261-1264年)に現・小田原市荻窪に創建。明治44年に横浜市の青木町に移転・再興。更に大正15年に現在地へと移転。
現在地は浦島寺として知られた観福寿寺(明治5年廃寺)の跡で、浦島太夫・太郎父子の供養塔などが残る。なお、観福寿寺の浦島太郎像等は慶運寺へと引き継がれ、こちらが現在は浦島寺として知られる。
山門の扉には、亀を取り入れた意匠の寺紋が刻まれている。
枯山水庭園の刈り込みは亀の姿を模している。
横浜の浦島太郎伝説
浦島太郎伝承のある地は全国に百ヶ所以上あるが、うち最も有名なのは京都府伊根町の浦嶋神社(宇良神社)とされる。
ここ横浜の浦島太郎伝説は、「丹後国に住む浦島太郎が釣った亀を放してやると、亀は美女に変じて現れ太郎は龍宮に導かれ暮らす。帰宅の際には玉手箱と観音像を与えられたが、地上には親も知人もいなかった。父の故郷の相模国を訪ねると、両親は300年前に武蔵国に葬られたと知り、菩提を弔う観音堂を建て、浜辺で消えた」というものである(仔細が若干異なるバージョンもある)。