東漸寺
東漸寺は、神奈川県横浜市の、JR京浜東北線・根岸線・金沢シーサイドラインの新杉田駅より西へ徒歩6分、または京浜急行線の杉田駅より東へ徒歩6分の地に位置する、臨済宗建長寺派の寺院。山号は霊桐山。
正安3年(1301年)創建。それ以前は真言宗寺院だったとも伝え、また磯子区中原の桐ヶ谷にあったとも言う。
室町時代は関東十刹の第7位にあった。
釈迦堂は1301年の建立で、建築年代の明確なものでは日本最古の建造物だとする。この釈迦堂と五輪塔は県の文化財に指定されている。
禅宗様の釈迦堂は鎌倉末期の1301年建立だが、後世に何度も修理され、当初の部材は少ない。神奈川県指定有形文化財。
五輪塔は鎌倉後期頃の建立。神奈川県指定有形文化財。
東京八王子市・永林寺に移築された旧山門
東京八王子市永林寺の脇門は、昭和42年に東漸寺の山門を移築したもの。当初は中雀門(勅使門)として使用されたが、平成24年に建て替えられた際、脇門として再移築された。