横浜赤レンガ倉庫
横浜赤レンガ倉庫は、神奈川県横浜市の、横浜高速鉄道みなとみらい線の日本大通り駅より北へ徒歩8分の地に位置する近代建築。
横浜税関に建設された煉瓦造の巨大な保税倉庫を商業施設に転用したもの。
一帯は赤レンガパークとして整備されており、税関事務所の煉瓦基礎や旧横浜港駅プラットホームも残る。
経済産業省認定近代化産業遺産。
なお、関内に残る近代建築については以下の記事を参照。
手前が1号倉庫、奥が2号倉庫。
1号倉庫(旧保税倉庫1号倉庫)は大正2年竣工。横浜市認定歴史的建造物。
背面に鉄骨造ベランダを持つ。大正12年の関東大震災で半壊し、長さが半分になった。
2号倉庫(旧保税倉庫2号倉庫)は明治44年竣工。横浜市認定歴史的建造物。
全長約150mで、背面に鉄骨造ベランダを持つ。
2号倉庫の方が先に完成した。
横浜税関事務所は大正3年に竣工した煉瓦造の建物だったが、大正12年の関東大震災で焼失。
現在はその基礎が花壇として整備されている。
旧横浜港駅プラットホーム(旅客昇降場)は昭和3年竣工。ただし上屋は新材で復元。
この駅は明治44年に横浜税関構内の横浜港荷扱所として創設され、大正9年には横浜港駅となって東京駅から列車が乗り入れた。
関東大震災前の赤レンガ倉庫
千葉県佐倉市の国立歴史民俗博物館には、現・赤れんがパークの大正12年に起きた関東大震災の前の姿の模型がある。
1号倉庫も2号倉庫と同じ規模であり、税関事務所もまだある。
海上保安資料館 横浜館
赤れんがパークの奥には海上保安庁の横浜海上防災基地があり、一角には海上保安資料館横浜館が一般公開されている。
ここには、平成13年の九州南西海域工作船事件における、工作船及び回収物などが展示されている。
海上保安資料館 横浜館
神奈川県横浜市中区新港1-2-1 地図