海宝院
海宝院は、神奈川県逗子市の、JR横須賀線の東逗子駅より東へ徒歩3分の地に位置する、曹洞宗の寺院。山号は長谷山。
安土桃山時代に現・横須賀市に良長院として創建され、慶長年間(1596-1615年)に現在地に移転し現在名に改称。
境内は整っている。
山門は江戸初期に建立された四脚門で、室町末期の特徴を良く残す。逗子市指定重要文化財。
白山権現社本殿は江戸中期に当たる19世紀初期建立。
本堂は1820年建立。
本尊は十一面観音。
横須賀市内の海宝院旧地には現在、海宝院の旧称を継いで正保年間(1645-48年)に創建された良長院がある。この良長院は海宝院の末寺であった。
JR東逗子駅は神武寺の表参道への最寄り駅であり、海宝院は神武寺がある山の麓に位置する。