瑠璃光寺
瑠璃光寺(るりこうじ)は、埼玉県深谷市の、JR高崎線の深谷駅より北東へ徒歩21分の地に位置する、天台宗の寺院。正式には深谷山光明院瑠璃光寺。
創建年代は平安時代の大同2年(807年)とも承和2年(835年)とも言い、慈覚大師円仁によると伝える。
境内は整っている。
仁王門は江戸中期の享保年間(1716-1736年)建立。深谷市指定有形文化財。仁王門の奥には薬師堂がある。
地蔵堂は平成18年の、鐘楼は平成元年の改築。
薬師堂は深谷市のHPでは室町期の建立とするが、『埼玉の近世社寺建築』では18世紀後半の建立とする。深谷市指定有形文化財。
定門は安土桃山時代の1589年建立。深谷市指定有形文化財。定門の奥には本堂がある。
本堂は大正15年建立。本尊は薬師如来。
定門の東隣りにある長屋門の奥には庫裏がある。
明治維新時の神仏分離まで、当寺は楡山神社の別当寺を務めた。