秩父御嶽神社 & 東郷公園
秩父御嶽神社は、埼玉県飯能市の、西武池袋線の吾野駅から北西へ徒歩17分に位置する、木曽御嶽山信仰の神社。
垂仁天皇の代(BC29年-AD99年)に勧請創建され、中古に伊弉諾命・伊弉冉命を合祀し聖天神社と称した。明治維新で秩父彦神社と称したが、明治43年に他社を合祀した際に現社名に改めた。
現祭神は国常立命、大巳貴命、少彦名命ほか。
東郷平八郎元帥の銅像が設立されたことから境内は東郷公園とも呼ばれる。
山の斜面を丸ごと利用した広大な境内は、紅葉の名所として知られる。
霊神碑群とともに、当社を創建した清貫一誠霊神の銅像がある。
陸軍大将・乃木希典の銅像は昭和10年建立。なお、乃木希典を祀る乃木神社は境内のもっと上方にある。
この辺には水行場のほか、奉納された水雷や砲弾も安置されている。
海軍元帥・東郷平八郎の銅像は大正14年建立。隣には東郷が日露戦争で乗船した戦艦三笠の被弾甲板も安置されている。
東郷像より上方に、東郷を祀った東郷神社がある。昭和10年創建。
至誠館は東郷が休憩したという洋館。
至誠館には日露戦争の戦利品であるロシア軍の野砲が安置されている。
普寛霊神は江戸期の著名な木曽御嶽行者。山上には多数の社祠があるが、当社は頂上奥社に次いで社殿が大きい。隣は祈祷殿。
乃木希典を祀る乃木神社は、普寛霊神の近くにある。
境内図によっては頂上奥社とも本殿とも記してある。境内にある神社社殿では最も大きい。
吾野駅の近くには法光寺や吾野宿がある。