和井田家住宅
和井田(わいだ)家住宅は、埼玉県八潮市の、東武スカイツリーラインの草加駅より北東へ車17分の地に位置する古民家。
和井田家は八條村の名主で、八條領三十五ヶ村の寄場組合の名主大惣代の一人を出す家柄でもあった。
現在、江戸時代に建てられた長屋門と主屋、土地が国の重要文化財に指定され、月に一度公開される。
南側の田圃から見た敷地。邸宅は屋敷林に囲まれている。
長屋門は江戸中期に当たる17世紀末頃の築。国指定重要文化財。
主屋も17世紀末頃の築。国指定重要文化財。
国指定重要文化財には、長屋門と主屋のほか、土地も指定されている。これは具体的には宅地、田、畑、山林を指し、それには稲荷社、堀、水塚(みづか)も含まれる。
また敷地北側を走る市道の北側に残された構堀(かまえぼり)も、中世居館の面影を残す和井田家構堀遺構として八潮市指定史跡となっている。
市内では同日同時刻、市指定文化財の旧太田家も公開される。