清土鬼子母神堂
清土鬼子母神は、東京都文京区の、東京メトロ有楽町線の護国寺駅より徒歩5分の地にある、日蓮宗の寺院。別名お穴鬼子母神。
後に雑司ヶ谷鬼子母神堂の本尊となる鬼子母神像の出土地に建てられた寺院で、雑司ヶ谷鬼子母神堂と同じく、日蓮宗法明寺の境外仏堂。
当地で出土した神像は境内の星ノ井で清められたあと、後に法明寺に吸収合併されることになる東陽坊に収められた。
清土鬼子母神には先述の三角井戸や石蔵造りの本殿覆屋などがある。
星ノ井(星ノ清水)は形が三角形の井戸。1561年に鬼子母神像が出土した際、この泉は星影を宿したといい、この泉の水でその像を清めた。
鬼子母神堂は拝殿と本殿覆屋を連結した神社建築。
本殿覆屋は石蔵造り(房州石か)。中に収まる本殿は石祠の模様。
雑司ヶ谷鬼子母神堂 御会式大祭
毎年10月16~18日(日程固定)に催される雑司ケ谷鬼子母神堂のお会式においては、2日目の17日に、清土鬼子母神から雑司ケ谷鬼子母神まで万灯行列が練り歩く。
万灯は清土鬼子母神境内において祭礼を行った後に、雑司ヶ谷鬼子母神堂へ向けて不忍通りを進む。