椙森神社
椙森(すぎのもり)神社は、東京都中央区の、東京メトロ日比谷線の小伝馬町駅より南へ徒歩4分の地に位置する鎮守社。
平安時代の天慶3年(940年)、藤原秀郷は、平将門の追討成就をこの神に祈願しついに誅滅。その後、霊夢に従い杉の森のある当地に至り、当社を創建した(当時既にあった当社に秀郷が将門征討成就を祈願したとも)。
当社は江戸三森(椙森神社、柳森神社、烏森神社)の一つ。
社殿その他は戦前に建造されたRC・SRC造。第二次大戦前のコンクリート神社建築はさほど多くはなく、割りと珍しい。
鳥居と瑞垣は昭和6年竣功。RC造。
神楽殿は昭和6年竣功。RC造。
水屋は昭和6年竣功。RC造。
神輿庫と社務所は昭和6年竣功。RC造。
社殿(本殿・幣殿・拝殿)は昭和6年竣功。SRC造。
本社神輿は昭和6年製作。
主な祭礼
例大祭
当社の例大祭は5月中旬で、3年に一度、本社神輿が氏子地域を渡御する。この行事に関する詳細は「椙森神社 例大祭」の記事の記事を参照。
べったら市
毎年10月19日~20日(日程固定)には、椙森神社と宝田恵比寿神社でべったら市が開かれ、多くの露店が出る。この際、宝田恵比寿神社では神輿の渡御や盆踊りが催され、椙森神社では江戸芸かっぽれや江戸里神楽などが奉納される。この行事に関する詳細は「宝田恵比寿神社 & 椙森神社 べったら市」の記事を参照。