旧文部省庁舎
千代田区の霞が関にある旧文部省庁舎の一帯は、官庁のビルに民間企業も入居させるような形で再開発された。この再開発エリアには、同じく近代建築であった昭和10年の会計検査院の庁舎もあったが、こちらは保存されなかった。
現在、旧文部省庁舎の裏には、この地にあった江戸城外濠の石垣が展示されている(江戸時代の水濠や水路に関しては江戸城(6)を参照)。
霞ケ関及び永田町に残るその他の近代建築については、霞ケ関・永田町の近代建築の記事を参照のこと。
昭和8年建造の旧文部省庁舎は国登録有形文化財。
旧文部省庁舎の一部は、文部科学省とその外局である文化庁・スポーツ庁が担当する行政の内容を紹介する「情報ひろば」として整備され、旧大臣室とともに一般公開されている。
工部大学校阯碑は関東大震災で倒壊した旧工部大学校の廃材を昭和14年に記念碑にしたもの。