静勝寺
静勝寺(じょうしょうじ)は、東京都北区の、JR東北本線の赤羽駅より南へ徒歩4分の地に位置する曹洞宗の寺院。山号は自得山。
東京都指定旧跡の稲付城跡に立つ。
永正元年(1504年)、道灌の菩提を弔うため稲付城内に道灌寺として創建され、明暦元年(1655年)に道灌の子孫が道灌とその父の法号に因んで静勝寺と改称。
稲付城は太田道灌が築いたと伝える中世城郭で、実際に道灌が築いたかは確証が無いが、少なくともその孫及び曾孫は居館を構えていた。その後は後北条氏の支城となり、更に後、江戸に入った徳川家康の命で廃城となった。
東参道沿いには、豊川稲荷の祠と稲付城跡碑が立つ。
東門は、近くの農家の門を昭和25年に移築。
本堂は昭和3年の、庫裏は昭和12年の建立。
道灌堂(道灌公御影堂)は1715年建立。太田道灌像を安置する。
弁天堂は1694年建立の旧本堂を、明治6年に縮小したもの。