長谷寺
長谷寺は、東京都港区の、東京メトロ半蔵門線・銀座線・千代田線の表参道駅より徒歩10分の地に位置する、曹洞宗の寺院。
山号は補陀山。
福井県にある曹洞宗大本山永平寺の東京別院であり、専門僧堂を擁して僧侶を育成している。
当地には古くから観音堂があったが、慶長3年(1598年)に正式に補陀山長谷寺として開山。天正12年(1584年)、赤坂溜池にあった、文明年間(1469-87年)創建の普陀山瀧雲院と合併。
観音堂内には高さ3丈3尺(約10m)もの大観音像が再建されている。
法堂は昭和39年に総檜造で再建。
本尊は釈迦如来。
僧堂(僧侶の坐禅場)も木造で再建。
観音堂内には、高さ3丈3尺(約10m)の巨大な十一面観世音菩薩像が安置されている。
戦前、奈良長谷寺の観音像と同じ木片で造られたと伝える観音像があり、奈良長谷寺、鎌倉長谷寺の観音像とともに日本三大観音の一つとされた(ただし、日本三大(長谷)観音の組み合わせパターンは複数ある)が、昭和20年の空襲で焼失。
現在の像は昭和52年に造立されたもので、木造の観音像としては日本最大級だとしている。
建物は休憩所となっているが、その天井近くに祠がある。