瑞聖寺
瑞聖寺は、東京都港区の、東京メトロ南北線・都営三田線の白金台駅より南へ徒歩1分の地に位置する、黄檗宗系の単立寺院。
山号は紫雲山。
江戸前期の寛文10年(1670年)創建。江戸最初の黄檗宗寺院にして、江戸における黄檗宗寺院の中心的存在であったが、第二次大戦後に黄檗宗より独立。
当寺の大雄宝殿(≒本堂)は黄檗宗独自の様式のもので、国の重要文化財に指定されている。
山門は19世紀中期の建立で、北参道から通用門(裏門)を移したもの。
大雄宝殿の重文指定に附指定されている。
大雄宝殿(≒本堂)は1757年建立。黄檗宗独自の様式で国指定重要文化財。
黄檗宗は江戸時代に中国から渡ってきた比較的新しい禅宗の一派で、その固有の建築様式には中国風味が色濃く残る。東京都における他の黄檗建築としては、墨田区の弘福寺や小平市の円成院に、山門及び大雄宝殿がある。
水庭を囲む庫裏及び寺務所は平成30年竣工。設計は隈研吾。
鐘楼は明治18年建立。
北側の目黒通り(都道)から延びる北参道に立つ現在の通用門は、前代の通用門が表参道の山門として移築された後、新築された。