光明寺
光明寺は、東京都大田区の、東急多摩川線の下丸子駅より北へ徒歩5分の地にある浄土宗の寺院。正式には大金山宝幢院光明寺。
奈良時代の天平年間(729-749年)に行基が開創し、平安初期の弘仁年間(810-824年)に空海が再興し関東高野山宝幢院と称した。鎌倉時代の寛喜元年(1229年)に浄土宗となり大金山宝幢院光明寺と改め、関東弘通念仏最初の道場となった。
江戸時代建造の本堂をはじめ、戦前の諸堂が並ぶほか、本堂背後にはモダン和風な庭園とともに、外観二重の八角円堂が立つ。
参道正面の本堂は昭和5年建立。『大田区の文化財第8集 大田区の寺院』には御影堂とあるが、『大田区の仏様とお寺』ではそれを踏まえたうえで本堂だとしている。
参道右手の阿弥陀堂は江戸後期の1838年建立。『大田区の文化財第8集 大田区の寺院』には本堂とあるが、『大田区の仏様とお寺』ではそれを踏まえたうえで阿弥陀堂だとしている。
本堂の脇には庫裏がある。庫裏の背後の書院は昭和5年建立だが見ることはできない。
本堂背後の墓地には、近年建てられた外観二重(実際は平屋)で裳階に軒唐破風が付く八角円堂である倶会堂が、モダン和風な庭園とともにある。
下丸子駅の反対側には蓮光院がある。