荒藺ヶ崎熊野神社 & 善慶寺
荒藺ヶ崎熊野神社及び善慶寺は、東京都大田区の、JR京浜東北線の大森駅より南西へ徒歩12分の地に隣接して位置する社寺。
荒藺ヶ崎(あらいがさき)熊野神社の創建年代は不詳だが、平将門の乱(939-940年)では将門討伐の戦勝祈願が行われたと伝える。
また善慶寺は正応5年(1292年)創建の日蓮宗寺院で、山号は法光山。
明治維新時の神仏分離までは荒藺ヶ崎熊野神社(及び新井宿春日神社)の別当寺であった。
善慶寺の山門からの参道はそのまま荒藺ヶ崎熊野神社の表参道と繋がり、かつての神仏習合時代の面影を強く残す。また神社は斜面に積み上げられた黒ボクが特徴的な境内となっている。
善慶寺の山門を直進すると、参道はそのまま熊野神社の表参道へと繋がる。
善慶寺の本堂は昭和5年建立。
善慶寺の参道をまっすぐ進むと本堂の脇を通り、熊野神社の表参道へ。
一ノ鳥居を潜ると境内は斜面となっており、そこには黒ボク(富士山の溶岩)が敷き詰められた特異な風景が広がる。
社務所は大正2年建立。
RC造の社殿は昭和44年建立。
神楽殿は大正4年建立。
荒藺ヶ崎熊野神社 例大祭
荒藺ヶ崎熊野神社の例大祭は毎年9月上旬。日曜日には隔年で本社大神輿が渡御し、それ以外の年には本社中神輿が渡御する。この行事に関する詳細は「荒藺ヶ崎熊野神社 例大祭」の記事を参照。
本社大神輿は大正14年製作。