旧三井文庫第二書庫
旧三井文庫第二書庫は、都営浅草線の戸越駅より南東へ徒歩7分、または東急大井町線の戸越公園駅より北東へ徒歩7分の地に位置する近代建築。
二重壁・三階建の書庫で国登録有形文化財。壁で建物を支える壁式鉄筋コンクリート造の建物としては現存最古級。
第二次大戦前、当地には三井家の別邸があった。この建物はその敷地内に設けられた、三井家の資料を管理する三井文庫の書庫として大正11年に建造され、関東大震災を経て同15年には耐火性向上工事が施された。
戦後は国文学研究資料館の書庫として使用され、同館の移転後の平成25年、跡地が「文庫の森公園」として整備された際にも残された。
旧三井文庫第二書庫は大正11年竣工で国登録有形文化財。外壁はモルタルをタイル風に仕上げである。
内部の特別公開
内部は通常は非公開だが、毎年10月末~11月初旬頃の品川区の文化財一般公開事業で公開される。
近くには戸越八幡神社や戸越公園がある。