来福寺
来福寺は、東京都品川区の、京急本線の立会川駅より北へ徒歩5分の地に位置する、真言宗智山派の寺院。
正式には海賞山地蔵院来福寺。
平安時代の正暦元年(990年)創建。
聖天堂の前には変わった鳥居が立つ。
本尊は地蔵菩薩。
聖天堂の前には、唐破風鳥居(京都御苑の厳島神社に見られる鳥居)上に、山王鳥居状の屋根を掛けた変則的な鳥居がある。なお、来福寺のこの鳥居は『鳥居の研究』(昭和18年刊、根岸栄隆著)では茨鳥居と紹介されているが、その当時は山王鳥居状の屋根の代わりに茨状の尖りがある形状の鳥居であって、現在の鳥居には茨鳥居の名は相応しくないものとなっている。
明治の神仏分離までは、来迎院と共に鮫洲八幡神社を管理していた。