亮朝院
亮朝院は、東京都新宿区の、都電荒川線の面影橋停車場より南へ徒歩2分の地に位置する、日蓮宗の寺院。
正式には如意山亮朝院栄亮寺。
日暉上人が区内の戸山に七面大明神を祀り、慶安元年(1648年)には七面堂が建てられた。明暦3年(1657年)に寺院が開かれ、寛文11年(1671年)、現在地へと移転。
袴腰鐘楼門の奥にある本堂と、赤門の奥にある七面堂は、江戸期の建立で区の文化財となっている。

山門は、都内では珍しい袴腰鐘楼門。


本堂は1850年建立。新宿区指定有形文化財。

七面堂の門は赤門。


七面堂は1834年建立。新宿区指定有形文化財。
七面大明神の額が掛かる。
当初は拝殿・幣殿・本殿で構成された神社建築の権現造であったが、江戸末期に現在の形となった。
七面堂の前には狛犬と仁王像がそれぞれ一対立つ。
江戸期には鳥居も立っていた。

近くには水稲荷神社や甘泉園公園がある。