浴風会
浴風会は、東京都杉並区の、京王井の頭線高井戸駅より南西へ徒歩7分の位置にある社会福祉法人。
浴風会は大正14年、関東大震災の被災老人援護のため、皇室の御下賜金を含む義捐金を基に、内務省により財団法人として設立された。昭和27年には社会福祉法人に改組。
戦前の建物のほとんどは建て替えられているが、本館(本部棟)と礼拝堂は戦前のものが残り、うち本館は東京都選定歴史的建造物。
浴風会の本館は大正15年築で東京都選定歴史的建造物。設計は内田祥三と土岐達人。内田祥三は東大の多くの校舎を設計した建築家で、この本館にもその作風がうかがわれる。なお、敷地内の案内板には「本部棟」と記してあった。
礼拝堂は昭和2年築。
礼拝堂の前には池があり、そこには鶴の噴水が置かれている。
なお、近くには、成田山の築山が2基残る天台宗寺院吉祥院がある。