染井霊園
染井霊園は、東京都豊島区の、JJR山手線・都営三田線の巣鴨駅より北へ徒歩5分の地に位置する都立霊園。
明治初期に当時の新政府により開設された。現在8ケ所ある都立霊園の中では最小だが、外国人墓地や、旧津藩主藤堂伯爵家・旧平戸藩主松浦伯爵家の明治期以降の立派な墓所も残る。
旧大名家墓所
外国人墓地
外国人墓地といえば都内では青山霊園が有名であるが、染井霊園にもずっと小規模ながら外国人墓地がある。
著名人の墓
現地やネットに著名人の墓の案内図が公開されているが、そのうち特に知名度の高そうな人物の墓には以下のようなものがある。
幣原喜重郎(1872-1951年)は第44代内閣総理大臣。
若槻禮次郞(1866-1949年)は第25・28代内閣総理大臣。
岡倉天心(1863-1913年)は日本美術史の基礎を築いた。茨城県北茨城市にも分骨墓がある。
彫刻家の高村光雲(1852-1934年)・光太郎(1883-1956年)父子と光太郎の妻で洋画家の智恵子の墓。
二葉亭四迷(1864-1909年)は日本の近代小説の開祖。
宮武外骨(1867-1955年)は反骨の風刺家。
案内図には示されていないが、建築家・佐藤功一(1878年-1941年)は建築の世界では有名。昭和17年に建立された墓石も著名な建築家である伊東忠太の設計。
個性的な墓
桜
園内には、比較的多くの染井吉野が植えられており、大樹が多い。