大円寺
大円寺(大圓寺)は、東京都台東区の、谷中の寺町にある日蓮宗寺院。
山号は高光山。
天正19年(1591年)、神田加賀原(現・東京科学大学湯島キャンパス辺り)に創建。天和2年(1682年)、上野清水門脇(現・池之端にあった寛永寺清水門の脇)に移転。元禄16年(1703年)、現在地に移転。
本堂は瘡守堂と連結された変則的な造り。
本堂(経王殿)は瘡守堂(薬王殿)と連結された複合仏堂で、昭和9年の建立。
瘡守堂は、享保10年(1725年)に当寺に遷座した瘡守(笠森)稲荷を祀っていたが、維新時の神仏分離で瘡守薬王菩薩として祀る事に改めたもの。
井戸屋形は六角堂。
境内東側には、レンガの壁と門柱が残る。
谷中菊まつり
10月に谷中まつりと同一日程で催される大円寺の谷中菊まつりでは、境内に菊花市が立ち、菊人形が展示されるほか、夕刻には小規模なパレードや雅楽の奉演などがある。この行事に関する詳細は「大円寺 谷中菊まつり」の記事を参照。