延寿寺
延寿寺(延壽寺)は、東京都台東区の谷中の寺町にある、日蓮宗の寺院。
山号は六浦山。
明暦2年(1656年)、大乗山延壽院として創建。一説に瑞輪寺の隠居寺として創建されたとも。宝暦5年(1755年)に延壽寺と改称。安永7年(1778年)に山号を六浦山と改めた。
足の神を祀る日荷堂には、多くの履物絵馬が奉納されている。
本堂は明治9年建立。
富増稲荷堂は昭和40年建立。
日荷堂
日荷堂(にちかどう)には、明暦2年に身延山山本坊より勧請された日荷上人を祀る。
鎌倉後期、日荷上人は横浜金沢の称名寺から仁王像を背負い、三日三晩かけて身延山に運んだとの伝説があり、脚の神として祀られている。
堂内には、主に明治期に作成された、脚の信仰に関する絵馬が多数奉納されており、区の有形民俗文化財に指定されている。
左右の上方には絵馬が架かる。また、天井には花鳥や龍の天井絵が描かれている。
実物や模型の履物を取り付けた絵馬。
手前側の絵馬は、仁王像を背負う日荷上人を描いている。