東本願寺
東本願寺は東京都台東区の、東京メトロ銀座線の田原町駅より北西へ徒歩4分の地にある、浄土真宗東本願寺派の本山。
安土桃山時代の天正19年(1591年)(一説には慶長8年(1603年))、京都・東本願寺の教如が江戸神田に江戸御坊光瑞寺として開創。江戸初期の慶長14年(1609年)、現・神田明神下に移転。寛永年間(1624-1644年)に光瑞寺の寺号を廃して東本願寺の別院となり、明暦6年(1660年)には浅草の現在地に移転。浅草門跡とも通称された。
昭和40年、浅草本願寺から東京本願寺に改称。昭和56年、(浄土)真宗大谷派内の改革派勢力と宗祖親鸞の血を引く世襲門首家大谷家との間で起きた内紛を契機として京都の東本願寺より独立。昭和63年には、大谷派より独立した寺院の数百ヶ寺とともに浄土真宗東本願寺派を結成し、平成13年には寺院名も東京本願寺から東本願寺へと変更、当寺こそが正統な東本願寺であるとの主張を明確にした(京都の東本願寺は昭和62年以降、正式名称は真宗本廟となっている)。
巨大な本堂は昭和14年建立の大規模なRC造建築で、第二次大戦の空襲で外郭だけになったが復旧。
法統慶讃会
東本願寺では6月上旬、法統慶讃会と称して、釈迦以下法灯に連なる高僧らを讃嘆する法要が催される。この行事に関する詳細は「東本願寺 法統慶讃会」の記事を参照。
盆踊り
8月下旬には境内で盆踊りが催される。模擬店も出る。