大正寺
大正寺は、東京都調布市の、京王線の調布駅より北へ徒歩6分の地に位置する新義真言宗の寺院。正式には三栄山常行院大正寺。
大正4年、布田地区内にあった広福山常行院栄法寺、三栄山不動院寿福寺、紫雲山宝性寺の3ヶ寺が合併して創建。うち元々当地にあったのは栄法寺で、明治維新時の神仏分離までは、近くにある布多天神社の別当寺であった。
栄法寺は、平安時代の永延年間(987-989年)に永法房なる人が庵を結んだ跡に永法寺として創建され、文明9年(1477年)に布多天神社が遷座した際に、当寺も現在地に移転した。不動院及び宝性寺については創建年代は不詳。
境内は整っている。
山門は龍宮門形式。仁王像と四天王像が収まる。
本堂は、江戸後期の1827年に建立された栄法寺本堂を昭和34年に改修したもの。
本尊は大日如来。
観音堂は、RC造の八角堂で、池に立つ浮御堂。前に太鼓橋が架かる。
調布七福神巡りが行われる1月1~7日には開扉される。
大師堂は、境外の公道から見える。
恵比寿堂
恵比寿堂は、池上の石に立つ小祠で、普段は扉は閉められているが、調布七福神巡りが行われる1月1~7日には開扉される。
立札には、恵比寿様は背を向けており、版木を叩いてお参りするよう記してある。
調布七福神巡りが行われる1月1~7日には開扉される。
恵比寿像は体は正面を向いているが、顔は横にそむけている。