武蔵府中熊野神社古墳
武蔵府中熊野神社古墳は、東京都府中市の、JR南武線の西府駅より北へ徒歩8分に位置する古墳。
日本最古の上円下方墳として国の史跡に指定され(そもそも上円下方墳は全国に10基にも満たない)、美しく復元整備されている。
この古墳は本宿熊野神社の境内にある。当社は江戸初期に他所に創建され、現在地へは江戸中期の安永6年(1777年)に遷座した。境内に古墳があると判明したのは明治以降である。
拝殿は江戸後期の1838年の建立で府中市指定有形文化財。
本殿は江戸中期にあたる18世紀前半の建立で府中市指定有形文化財。現在は覆屋が建て替えられて見えないが、前の覆屋ではこのように金網越しに見ることができた。
古墳は7世紀中頃から後半に築造された、日本最古の上円下方墳で国指定史跡。三段築成で一段目が一辺32mの方形、二段目が一辺24mの方形、三段目が直径16mの円形。高さは6m。
古墳展示館
表参道脇には古墳展示館が設けられている。
年中行事
本宿熊野神社の例大祭は9月中旬であり、この地域の祭礼らしく、神輿と共に大太鼓や山車が氏子地域を巡行する。
それとは別に、近年では10月頃に古墳まつりが開かれる。
武蔵府中熊野神社古墳
[古墳展示館] 時間:9:00-17:00(11-3月は-16:00) 料金:無料 休館日:月(祝なら翌日)・年末年始
東京都府中市西府町2-9 地図
アクセス:JR南武線 西府駅より徒歩8分