武蔵陵墓地
多摩御陵(武蔵陵墓地)は、東京都八王子市の、JR中央線・京王線の高尾駅より北東へ徒歩13分の位置にある、東日本唯一の公式な天皇陵(ただし宮内庁非公認ならば他にも伝・天皇陵がある)。
杉並木と玉砂利の参道の奥には、神式に葬られた多摩陵(大正天皇陵)、多摩東陵(その后の貞明皇后陵)、武蔵野陵(昭和天皇陵)、武蔵野東陵(その后の香淳皇后陵)の4基がある。4基とも、京都に造営された明治天皇陵に倣い、上円下方墳の前に鳥居を立てた形式となっている。
玉砂利の参道沿いには北山杉が植樹されている。
多摩陵(たまのみささぎ)は123代大正天皇(在位1912-1926年)の陵。
多摩東陵(たまのひがしのみささぎ)は大正天皇の后である貞明皇后の陵。
武蔵野陵(むさしののみささぎ)は124代昭和天皇(在位1926-1989年)の陵。
武蔵野東陵(むさしののひがしのみささぎ)は昭和天皇の后である香淳皇后の陵。
移築された建造物
八王子市内の台町浅間神社には、武蔵陵墓地に設けられた大正天皇大喪の斎場殿が、拝殿として移築現存する。