台町浅間神社
台町浅間神社は、東京都八王子市の、京王高尾線の山田駅より北へ徒歩11分の地に位置する鎮守社。富士森公園内にある。
慶長年間(1596-1613年)、八王子を差配した大久保長安が塚を築いてその上に静岡県・富士山本宮浅間大社を勧請し創建。
当社の拝殿は、多摩御陵(武蔵陵墓地)に設けられた大正天皇大喪の斎場殿を移築したもの。
拝殿は多摩御陵(武蔵陵墓地)に設けられた大正天皇大喪の斎場殿を、昭和2年に当社境内に移築して大正殿とし、更に昭和28年に拝殿へと改修したもの。
八王子富士の上に本殿がある。
本殿覆屋は令和元年建立。
覆屋内に安置された本殿は、1745年に建立された石祠。
例大祭
当社の例祭は、曜日に関わらず毎年7月31日夕刻から8月1日未明にかけて催される。
7月31日夕刻に湯ノ花神事が行なわれ、8月1日の未明まで境内にて厄除け団子を売る露店が出ることから「だんご祭り」の別名で知られる。この団子が名物となったのは明治中期以降のことで、食べると暑気にあたらぬと言われる。
なお、当社の宮神輿はこの例大祭では渡御せず、8月上旬に行われる八王子まつりにて巡行する。現在の宮神輿は平成19年製作。八棟造の旧宮神輿は昭和9年製作で、八王子まつりにては飾り置きとなる。
ツツジ
4月下旬頃、富士森公園の当社周辺には、ツツジが数多く咲く。
近くには広園寺がある。また山田駅反対側には雲龍寺がある。