雲龍寺
雲龍寺は、東京都八王子市の、京王高尾線の山田駅より南西へ徒歩8分の位置にある、曹洞宗の寺院。山号は天海山。
天正8年(1580年)、本郷村(八王子市中心部)に、無縁貧困者の無付届寺として創建。明治期に廃寺同然となったが、明治31年に再興。昭和38年、現在地に移転した。
RC造の堂宇が充実している。
表参道の上に、昭和52年建立の五重塔が立つ。
正月三が日は、第一層に安置されている大達磨大師像を拝観できる。
大本堂は翼廊と翼殿を備えた大規模なもの。
本尊は釈迦如来。
銅像は左から
日本独立の恩人 翠巒華(スリランカ)国大統領 謝得和畄天寧(ジヤエワルデネ) 博士閣下
日本再興の恩人 中華民国大統領 蒋中正介石 大元帥閣下
日本救民の恩人 日本占領軍総司令官 諾楽守摩訶薩(ダグラス・マッカーサー) 元帥閣下
の銘があり、当て字が個性的。
境内の東側には仁王門が2棟並ぶ。
北側の仁王門は、狛犬の代わりに狛ライオンが立つ。
境内の東側には道路を隔てて霊園がある。その西門には狛犬の代わりに狛像が立つ。
霊園の北側にある虎之門は、通常は閉門しているが、正月などには開扉される。
この門の中には一対の虎の像が収まっている。
虎像は門の内側に収まる。虎は阿吽形ではなく、ともに阿形である。
正月行事
正月三が日、当寺ではだるま市が開かれると同時に大達磨大師が開帳される。また1月3日には古いダルマのお焚き上げが行われる。
五重塔の第一層(つまり二階)には、木彫では日本一だとする達磨大師像が祀られており、正月三が日に公開される。
なお、ここにも2対の仁王像が立つ。
露店なども若干出店し、ステージショーなども行われる。
1月3日には、読経の中、古いダルマがお焚き上げされる。
山田駅反対側には広園寺と台町浅間神社がある。