泉龍寺
泉龍寺は、東京都狛江市の、小田急小田原線の狛江駅より西へ徒歩2分の地にある、曹洞宗の寺院。駅から近い境内には、市の文化財に指定されている諸堂が並ぶ。
奈良時代の天平神護元年(765年)、良弁僧正が当地で雨乞いを行い法相宗・華厳宗兼帯の寺を創建し、天暦3年(949年)には天台宗に改め、後に衰退したが戦国時代に曹洞宗の寺院として復興した。
駅から近い境内には、市の文化財に指定されている諸堂が並ぶ。
山門は幕末の1859年築。市重宝。
鐘楼門は1844年築。市重宝。
本堂は1706年築。市重宝。
開山堂は1847年築。市重宝。
庫裏は戦後の昭和36年築。
弁財天池は市重宝(史跡)で、中島には弁財天祀る1693年築造の石祠が立つ。この池は奈良時代に雨乞いを行った際に龍が現れ雨を降らし泉が湧出したと伝え、泉龍寺前身の発祥の地となったとされる。
隣接するひょうたん池一帯は旧境内で、現在は境内の弁財天池とともに狛江弁財天池特別緑地保全地区として保全されている。
近くにはむいから民家園がある。