金剛寺
金剛寺は、東京都青梅市の、JR青梅線の青梅駅より南西へ徒歩12分の地に位置する、真言宗豊山派の寺院。正式には青梅山無量寿院金剛寺。
承平年間(931-938年)に平将門が開基となり創建。元亨年間(1321-1323年)中興開山。江戸時代は豊山派の中本寺であった。
境内は市の史跡に指定されている。
僧正門(表門)は17世紀中期の建立。東京都指定有形文化財。
本堂は明治17年建立。
本尊は不動明王。
鐘楼は1841年以前の建立。
青梅(将門誓いの梅)は、金剛寺の創建伝承において将門が馬の鞭を地に刺し、「願いが叶うなら根付け、その暁には寺を建てん」と誓うと根付いたものと伝える。
実が黄熟せず青いままなので青梅(あおうめ)と呼ばれ、市名の由来となった。東京都指定天然記念物。
明治維新時の神仏分離まで、当寺は和田乃神社の別当寺であった。