和田乃神社
和田乃(わだの)神社は、東京都青梅市の、JR青梅線の宮ノ平駅より南西へ徒歩3分に位置する鎮守社。
創建年代は不詳だが、静岡県三島市の三嶋大社を勧請と伝える。かつては和田明神と称したが、和田村分村に際して三島明神となり、明治2年に和田乃神社に改めた。
彫刻が壁面全面に施された本殿や、形状が変則的な鳥居や境内社もある。
一ノ鳥居は、四角柱で構成された変則的な靖国鳥居。
拝殿は四ノ鳥居の先にある。拝殿・幣殿は明治40年築。
覆屋の隙間から覗える本殿は江戸後期の1793年築。壁面全面に彫刻が施されている。
プロポーションが平べったい境内社。そして流造の社殿ながら、神明造のように鞭懸がある。
当社の例大祭は9月第一日曜日。
明治の神仏分離までは、金剛寺が当社の別当寺であった。
和田乃神社の近くには日向和田臨川庭園や明白院がある。