青梅住吉神社
青梅住吉神社は、東京都青梅市の、JR青梅線の青梅駅より東へ徒歩5分の地に位置する、青梅宿の総鎮守。
室町初期の応安2年(1369年)、延命寺の創建に際し、その鎮守社として、既存の稲荷神社の境内に大阪・住吉大社を勧請して創建(江戸時代、別当は延命寺内にあった吉祥院が務めた)。
近世に造営された端正な社殿や土蔵造の境内社、珍しい住吉鳥居などがある。境内は青梅市指定史跡。
一ノ鳥居は珍しい住吉鳥居。住吉鳥居とは角柱で構成された明神鳥居で、大阪市の住吉大社にあることからそう通称される。
二ノ鳥居も住吉鳥居。
石段下にある八坂神社は土蔵造。1813年建立。
拝殿及び幣殿は1835年建立。拝殿には彫刻が比較的多く施されている。
本殿は1716年建立。
拝殿・幣殿・本殿について異なる建築年代を示す資料もあるが、『東京都の近世社寺建築』『青梅市の社寺建築』ではこうなっている。
境内社稲荷神社は、住吉神社の勧請以前から当地に鎮座していた地主神。