浅草神社(東京都台東区)は、浅草寺の本堂隣りに鎮座し、浅草寺の草創に関わった3人の一般人を神として祀った神社で、第二次世界大戦の戦禍を免れた社殿は国の重要文化財に指定されている。当社についての詳細は浅草神社の記事を参照。
浅草神社の境内には末社の被官稲荷神社がある。これは幕末の安政元年(1854年)、有名な火消・侠客であった新門辰五郎の妻の病が京都の伏見稲荷大社に祈願したところ回復したため、翌年に当地に勧請されたもので、その例大祭は浅草寺の本尊示現会と同日の3月18日に催される。
被官稲荷神社例大祭
被官稲荷神社は浅草神社境内の南東隅に鎮座する末社で、その例大祭は浅草寺の本尊示現会と同日の3月18日である。この行事では、例大祭の式典が行われるほか、幾つかの演芸が奉納される。
例大祭の式典は11:00に催される。その際、直前に催されていた本尊示現会における宮神輿の庭渡御にも参加していた楽人が雅楽を奏でる。