五條天神社は、東京都台東区の上野公園内に花園稲荷神社と境内を共有して鎮座する、上野の鎮守。当社についての詳細は五條天神社 & 花園稲荷神社の記事を参照。
当社の例大祭は5月下旬に執り行われる。
五條天神社 例大祭
五条天神の例大祭は5月下旬で、3年に一度の本祭では土曜日の夕刻に町神輿が連合渡御し、日曜日には終日、本社神輿と鳳輦が渡御する。
当日祭
例大祭の祭礼式が行われる当日祭は曜日に関わらず毎年5月25日である。25日なのは天満天神(菅原道真)の縁日が毎月25日だからだと思われる(近くにある湯島天神の例大祭も5月下旬であり、その祭礼式は毎年5月25日に行われる)。またこの日には、本祭り・陰祭に関わらず毎年里神楽も奉納される。
町神輿の連合渡御(本祭の年のみ)
本祭の年に当日祭後の土曜日に催される宵宮では夕刻、町会神輿の連合渡御が行われる。
氏子の町会神輿群はまず上野公園内を五条天神から公園南口の広場まで連合渡御し、そこで小休止後、さらに上野の町へと繰り出す。
本社神輿・鳳輦の渡御(本祭の年のみ)
本祭の年の日曜日には神幸祭として終日、本社神輿と鳳輦が氏子地域12ケ町を渡御する。なお、本社神輿と鳳輦の渡御ルートは大まかには同じであるものの若干ズレがあり、また時間差もある。
本社神輿の渡御行列
本社神輿は大正15年調製で、俗に言う千貫神輿。
区間により乗馬してる神職が異なっていた。
区間によっては囃子屋台も。
本社神輿が通過する際、和太鼓が披露される所もある。
鳳輦の渡御行列
鳳輦行列の先導の神職は町の辻各所で立ち止まり、紙片を撒いて祓い清める(切麻散米)。先導の神職の直後に鉄杖がいる地区もあった。
太鼓は進行中に時々打ち鳴らされる。
猿田彦の後には楯や弓、紫翳などを携えた巫女や、御幣を携えた神職などが続く。
鳳輦は台車で渡御。かつては白丁が担いで渡御していた。
鳳輦行列は巡行中に時々小休止し、乙女舞が披露される。