弥生神社
弥生神社は、神奈川県海老名市の、JR相模線・相鉄本線・小田急小田原線の海老名駅より北東へ徒歩18分に位置する、鎮守社。
明治42年3月、国分の八幡社、上今泉の比良神社、柏ケ谷の第六天社、望地の大綱神社の4社が合併して誕生。新社名は合併したのが3月であったことに由来する。
前身の一社である国分の八幡社は、合併前は現・海老名小学校の敷地にあった。創建年代は不詳だが奈良時代の天平勝宝5年(753年)に国司が国分寺と国府鎮護のためその地に遷座したものと伝え、かつては鳥居に「相模国国府八幡」の額が掛かつていたという。明治7年に日月明神社を合祀して国分神社と改めたが同29年に同社を分離して八幡社に復称し、同42年に弥生神社へと合併した。
社殿は拝殿・幣殿・本殿を連結した権現造で、創建された明治42年当時のもの(関東大震災で倒壊し昭和2年に新造されたとする資料もある)。
当社に隣接して龍峰寺がある。弥生神社の前身の一つである第六天社は、明治維新時の神仏分離までは龍峰寺が別当寺であった。
また国分八幡社も、維新時の別当寺は真福寺(廃寺)であるが、その前の別当寺は龍峰寺であった。
日月明神社
日月明神社は、本来は相模国府の地主神とも国分村の産土神とも言われる小社。
明治7年に国分八幡社と上今泉の白髭社(比良神社)(両社とも弥生神社の前身の一つ)に分離・合祀されたが、同29年に旧地に分祀された。明治42年には弥生神社に合祀されたが、昭和12~13年頃に旧地に再び分祀された。
日月明神社
神奈川県海老名市国分北1-32-16 地図