常楽寺
常楽寺は、神奈川県鎌倉市の、JR東海道線の大船駅より東へ徒歩16分の地に位置する、臨済宗建長寺派の寺院。
山号は粟船山。
嘉禎3年(1237年)、三代執権・北条泰時が、妻の母の供養のため、粟船御堂(あわふねみどう)として開創。当時は密教系または浄土系の寺院だったとされる。仁冶3年(1243年)、泰時が葬られた際に常楽寺と改称。
後に臨済宗に改め、建長寺開山前に蘭渓道隆が当寺を拠点としたので、「建長寺の根本」と呼ばれる。
山門は1661年建立。鎌倉市指定有形文化財。
仏殿は1691年建立。神奈川県指定有形文化財。
仏殿には本尊の阿弥陀如来像が安置されている。
天井には雲龍が描かれている。
文殊堂は、英勝寺に17世紀末頃に建立された太子堂を、明治17年に移築したもの。
方丈は昭和45年建立。
庭園には色天無熱池という池がある。