金沢八景権現山公園
金沢八景権現山公園は、神奈川県横浜市の、京急本線・金沢シーサイドラインの金沢八景駅より西へ徒歩1分の地に位置する風致公園。
この敷地には江戸前期の万治年間(1658-1661年)に東照宮が勧請され、同時に天台宗・日輪山円通寺もその別当寺として敷地内に中興開山したと考えられている。円通寺は明治元年に廃寺となり、住職は還俗して東照宮の神主となったが、東照宮は明治10年に瀬戸神社に合祀された。
円通寺の客殿は、東照宮に参詣する上客の迎接用に建てられ、維新で廃寺となった後は、旧住職・木村家の住宅となった。
東照宮は1802年に再建され1843年に修復されており、客殿もいずれかの時期に建てられたと推測されている。
横浜市指定特定景観形成歴史的建造物かつ横浜市認定歴史的建造物。
石段の上の高台が東照宮の社殿跡。東照宮は明治10年に瀬戸神社に合祀され現存しない。
なお、周囲の林は「金沢八景御伊勢山・権現山の樹叢」として横浜市指定天然記念物。
やぐら(中世の横穴式墳墓)もある。
金沢八景権現山公園 公式HP
時間:9:30-16:30 入園料:無料 休園日:第4月曜(祝なら翌日)・年末年始
神奈川県横浜市金沢区瀬戸20-3 地図
アクセス:京急本線・金沢シーサイドライン 金沢八景駅より徒歩1分
金沢八景駅付近には他に瀬戸神社や龍華寺、上行寺などがある。