瀬戸神社
瀬戸神社は、神奈川県横浜市の、京急本線・金沢シーサイドラインの金沢八景駅より北東へ徒歩3分に位置する、金沢八景一帯の鎮守社。
平安末期の治承4年(1180年)、源頼朝が三島市・三嶋大社を勧請して創建。
崖を背景に湾に面して鎮座し、湾には摂社琵琶島神社が突出する。
境内を囲む社叢林は横浜市指定天然記念物。
社殿は拝殿・幣殿・本殿を連結した権現造で、江戸後期の1800年建立。
社殿背後は懸崖となっており、稲荷が祀られたやぐら(中世の横穴式墳墓)もある。
琵琶島神社
社前の道路向かいには摂社琵琶島神社が平潟湾に突出する。北条政子が琵琶湖の竹生島弁財天(都久夫須麻神社)を勧請したもの。横浜市登録地域史跡。
当社の例大祭は毎年5月15日(曜日に関わらず日程固定)で、琵琶島神社神幸祭として神輿が琵琶島へと巡行する。
最も盛大なのは7月上~中旬の天王祭(配祀された須佐之男命の祭礼)で、氏子域を神輿が渡御する。
金沢八景駅付近には他に金沢八景権現山公園や龍華寺、上行寺などがある。