鈴鹿明神社
鈴鹿明神社(すずかみょうじんしゃ)は、神奈川県座間市の、小田急小田原線の座間駅より北西へ徒歩11分に位置する鎮守社。
欽明天皇(在位539-571年)の代、伊勢・鈴鹿郷の神輿が暴風で相模国に漂着したのを、住民が鈴鹿大明神として祀って創建。
座間郷の総鎮守だったが、承応2年(1653年)に座間村1ヶ村の鎮守となり、明治2年に27ヶ村の鎮守となった。
祭神は伊邪那岐命と素戔鳴尊だが、うち素戔鳴尊は天文年間(1532-1555年)に牛頭天王を合祀したもの。
神橋脇に鎮座する弁天社(厳島神社)の池の水は、近くにある龍源院の泉から流れてくる。
本殿は江戸後期に当たる19世紀前半の建立。
神奈川県では、神社に鐘楼が残されていることはさほど珍しくない。
例大祭
7月31日に宵宮祭、翌8月1日には例大祭が催される(曜日に関わらず日程固定)。毎年、例大祭当日には宮神輿が渡御し、夜21~22時頃となる宮入では神輿を上下させる「縦もみ」という独特の揉み方を行う。
また当地の農村歌舞伎である入谷歌舞伎も、巫女舞や獅子舞などとともに奉納される。
当社の近くには星谷寺や龍源院がある。